皆さん、こんにちは。アンチエイジングと健康なライフスタイルを追求する当ブログへようこそ。 今日は多くの男性(そしてその家族)が気になる「薄毛と遺伝」の科学的エビデンスについて、衝撃的な論文をご紹介します。
よく耳にする「母方の祖父が薄毛だと自分も危ない」という説。実はこれ、ゲノム解析によって「半分正解だけど、半分は間違い」であることが示唆されました。
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■ 5万人のデータが明かす「薄毛の設計図」
今回注目したのは、エディンバラ大学の研究チームが発表した、52,000人以上の男性を対象とした大規模なゲノムワイド関連解析(GWAS)です。
この研究によると、男性型脱毛症の個人差を決める遺伝的要因のうち、共通の遺伝変異(SNP)で説明できる割合は約52%に達します。
その内訳を見てみると、驚きの事実が見えてきます:
- 常染色体(父・母双方から):47.3%
- X染色体(母方からのみ):4.6%
また、この研究では、合計で287箇所もの独立した遺伝的な個体差が特定されました。 これらのデータを使って算出された「ポリジェニックスコア」を用いると、将来のハゲリスクがかなり具体的に見えてくるそうです。具体的には、
- 高リスク群(ポリジェニックススコア上位10%): 58%の人が中等度〜重度の脱毛を報告。
- 低リスク群(ポリジェニックススコア下位50%): 重度の脱毛に至ったのはわずか14%。
結果の要点解釈(ここだけ見れば大丈夫!)
こことてもわかりづらいと思いますので、解釈を加えますと(ここがめちゃくちゃ重要です)、
- 「なぜある人はハゲて、ある人はフサフサなのか」という理由の約半分(52%)が、ありふれた遺伝的な個体差(SNP)の組み合わせで決まっている
- この52%分の遺伝子に関するデータを使ったスコアで「高リスク群(上位10%)」に分類された人のうち、58%が実際に中等度〜重度の脱毛が報告されている。すなわち、「運命は100%決まっているわけではないけれど、遺伝子パズルを解けば5割以上の確からしさでハゲる将来が見えてくる」
- 脱毛理由の52%が共通の遺伝子変異で説明されるが、その内わずか4.6%がX染色体上の遺伝子変異であり、これは遺伝的に説明がつくハゲの理由の約9割は、実は「常染色体(両親どちらからも引き継ぐ)」によるものであり、X染色体(母親からのみ引き継ぐ)の影響は残りの1割弱に留まるということになる
- 脱毛理由の48%は未だクリアには説明できない。 未知の遺伝的要因、環境的要因(食生活、ストレス、睡眠、加齢に伴う体内の変化など)、エピジェネティクス(遺伝子の配列そのものではなく、遺伝子の「スイッチ」のオン・オフが切り替わる仕組みも関与?)、データの限界(今回の脱毛パターンの判定は参加者本人の自己申告(4つのパターンからの選択)に基づいているため、判定のばらつきや測定誤差も統計上の「説明できない部分」として残る)がその48%の裏に隠れていることが推察される
ということになります。
■ なぜ「母方説」が一人歩きしたのか?
確かに、母方からのみ受け継ぐX染色体には、脱毛の主要な引き金となる「アンドロゲン受容体(AR)」遺伝子が存在します。このシグナルが非常に強力であるため、「母方の遺伝がすべて」という俗説が広まりました。
しかし、この論文が示したのは、「遺伝的に説明のつくハゲリスク」の約9割は、両親どちらからも引き継ぐ常染色体にあるという事実です。
つまり、「母方の家系がフサフサだから自分は大丈夫」というのは、残念ながら科学的には「嘘」であるということが示唆されていますし、父方のリスクもしっかりと受け継がれているのです。。。。
■ 結論:アンチエイジングとしての薄毛対策
今回の知見から学べることは、「家系の一部だけを見て安心(あるいは絶望)するのは無意味」だということです。 薄毛は、毛髪成長を阻害する「FGF5」や白髪に関わる「IRF4」など、数多くの遺伝子が複雑に絡み合って起こる現象です。
最新の科学は、「運命」をただ受け入れるのではなく、自分のリスクを正しく理解し、早期のケアやライフスタイル(HIITや食事、サプリメントなど)でどう抗っていくか、というフェーズに入っています。
いかがでしたでしょうか??あなたの健康で若々しい毎日のヒントになれば幸いです!
紹介研究:Genetic prediction of male pattern baldness. SP Hagenaars著

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