【ダイエット】カロリー制限はアンチエイジング!?

ダイエット

この記事ではヒトで示されたカロリー制限によるアンチエイジング効果を紹介します。

「老化のペース」を遅らせる!2年間のカロリー制限がもたらす驚きの効果とは?

🕒 【速報】食事制限で「生物学的年齢」は変わるのか?

「若返り」って聞くと、夢のような話に聞こえますよね?でも、最新の科学は真剣にこのテーマに取り組んでいます。

今回ご紹介するのは、健康な成人(実験開始時2100キロカロリー程度摂取の方)を対象に2年間にわたって行われたカロリー制限(CR)の長期研究です。目標はシンプル。摂取カロリーを減らすことで、私たちの体が本当に「生物学的に若くなる」のかを検証することです!

キーワードは、DNAのメチル化(DNAm)を使って測定される、体の「生物学的年齢」と「老化のペース」です。

結論:摂取カロリーを25%減らすことを目標に頑張れば、老化速度が遅くなり、死亡リスクは禁煙効果と同程度の10〜15%減少した!!

🏃‍♂️ 老化の「速度」だけが遅くなった!カギを握る2つの指標

この研究の結論は、ちょっと複雑だけど超重要です。

1. 老化の「ペース」は確実にダウン!🎉

なんと、2年間カロリー制限を続けたグループは、自由に食事を摂ったグループと比べて、老化の進行速度(ペース)が有意に遅くなりました!

これを測定したのが、「DunedinPACE」という最新の指標。

カロリー制限によって、老化のペースは2〜3%もダウン!これは、タバコをやめた時と同じくらい、将来の死亡リスクを10〜15%下げる効果に匹敵するかもしれない、と科学者たちは興奮しています。

👉 ポイント: 短期間の介入でも、体の老化の「勢い」はコントロールできることが証明されました。

つまり、2年間の努力では、長年蓄積されてきた体のダメージ(年齢)を一気に巻き戻すことは難しかったということです。

💡 なぜ老化の「ペース」だけが遅くなったのか?🤔

しかし、「PhenoAge」や「GrimAge」といった、これまでの健康リスクを反映する「生物学的年齢」の指標には、残念ながら大きな変化は見られませんでした。

なぜ結果が分かれたのでしょうか?研究者たちは、このように考察しています。

「生物学的年齢」(GrimAgeなど)は、私たちの過去の生活習慣が積み重なった結果、つまり「静的なリスク」を反映しています。

• 「老化のペース」(DunedinPACE)は、今の瞬間の体の老化のプロセス、つまり「動的な速度」を捉えています。

例えるなら、DunedinPACEは車のスピードメーター、PhenoAge/GrimAgeは車の総走行距離です。

2年間という期間では、総走行距離(累積ダメージ)はあまり変わらなくても、スピードメーター(老化のペース)は緩やかにできた、というわけです!

健康な人がカロリーを適切に制限することは、私たちの老化の進行速度を緩めるための強力な手段である可能性が示されました。

2. 新しい老化のマーカーに期待!

「DunedinPACE」は、老化に関する介入効果を短期間で評価できる画期的なツールとして、今後のアンチエイジング研究で大いに活用されそうです!

もちろん、この研究の参加者は健康な人だけだったり、介入後の長期的な効果はまだ不明といった限界もあります。

しかし、「老化は不可逆的なもの」という常識を覆し、「老化のペースを緩める」ことができるという希望を与えてくれる、非常にエキサイティングな研究結果と言えるでしょう!

あなたは、今日から老化のペースを緩めるために何をしますか?

紹介研究:Effect of long-term caloric restriction on DNA methylation measures of biological aging in healthy adults from the CALERIE trial R. Waziry著

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