こんにちは運動担当ライターCです。「健康のために運動しなきゃ」とは思うものの、結局どんな運動が一番いいのか迷ってしまいませんか? ウォーキング? それともジム?
実は、「選ぶスポーツによって、寿命への効果が違うかもしれない」という驚きの研究結果があるんです。 今回は、米国の27万人以上のシニア(平均年齢70.5歳)を対象にした大規模調査からわかった、「最強の(可能性のある)アンチエイジング・スポーツ」をご紹介します!
🏆 発表!死亡リスクを下げた「2大スポーツ」はこれ!
この研究では、平均約12年間、さまざまな以下の余暇活動をしている人たちを追跡しました。
- ランニング
- サイクリング
- 水泳
- その他遊酸素運動(エアロビクス等)
- ラケットスポーツ(テニス、スカッシュ等)
- ゴルフ
- 運動としてのウォーキング
その結果、何もしない人よりも「全死因死亡リスク(何らかの原因で亡くなるリスク)」をもっとも下げてくれたのが、この2つです。
- ラケットスポーツ(テニス、スカッシュなど):リスクが16%低下
- ランニング:リスクが15%低下
テニスなどのラケット競技とランニングが、長寿のトップ2でした! これらは、週に平均1.5時間程度(7.5~15 METs時間)行うだけで、これだけの効果が出たそうです。
❤️ 「心臓」を守りたいならラケット、「がん」予防ならランニング?
さらに詳しく見ていくと、スポーツによって「得意分野」が違うこともわかってきました。ここがとても興味深いポイントです。
- 心臓・血管を守るなら「ラケットスポーツ」 心血管疾患による死亡リスクは、ラケットスポーツをしているグループでなんと27%も低下しました。これは他のスポーツと比べても圧倒的です。
- がん予防を意識するなら「ランニング」 一方で、がんによる死亡リスクを一番下げたのはランニングで、19%の低下が見られました。また、サイクリング(6%低下)やエアロビクス(9%低下)も、がんのリスク低下に効果的でした。⚠️ ちょっぴり注意点 意外なことに、この研究ではラケットスポーツは「がん死亡リスク」の低下とは関連が見られませんでした(リスク差なし)。 「テニスをしているから万能!」というわけではないんですね。目的に合わせて選ぶのも賢いかもしれません。
🚶♀️ 激しい運動じゃなきゃダメ? いえいえ、そんなことはありません♪
「テニスやランニングなんて、ハードルが高い…」と思ったあなた、安心してください。 この研究の素敵なところは、「どんな運動でも、やらないよりはずっと良い」と証明してくれたことです。
- ウォーキング:死亡リスク 9%低下
- ゴルフ:死亡リスク 7%低下
- 水泳:死亡リスク 5%低下
お散歩やゴルフでも、十分に長寿効果があることがわかっています。 特に、運動量が少ない人ほど、少し始めるだけで死亡リスクがグンと下がる「お得な効果」が得られるそうですよ。
💐 結論:一番の効果は「あなたが楽しめること」
ラケットスポーツやランニングは確かに数字上の成績は優秀でしたが、研究チームはこう結論づけています。 「特定のスポーツを選ぶことより、あなたが楽しんで続けられる活動を見つけることが一番大切」。
週に1時間半、テニスで汗を流すのも素敵ですし、お気に入りのコースをお散歩するのも立派なアンチエイジング。 ぜひ、あなたのライフスタイルに合う「楽しい!」を見つけて、長く続けてみてくださいね。
筋トレ大好きライターCとしては筋トレが評価対象に含まれていなかったことが残念ですが、別の研究結果を調査することにします。筋トレのがんリスク、死亡リスクに対する効果を知りたい方はこちら!
紹介研究:Association of Leisure Time Physical Activity Types and Risks of All-Cause, Cardiovascular, and Cancer Mortality Among Older Adults. El Watts著


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